河野未彩「<<脳内再生>>」

 

SUN-MOONのディレクションを手掛ける、アーティスト・河野未彩さんの個展<<脳内再生>>がHARUKAITO by islandにてスタートしています。
ぜひ足をお運びくださいませ。

 

[会期]
2022年7月15日(金)- 8月14日(日) 13:00-19:00
※休廊日 : 月、火、水


[会場] 
HARUKAITO by island
東京都渋谷区神宮前6-12-9 BLOCK HOUSE 2F HARUKAITO by ISLAND


⁡一枚の画像、一体のオブジェクト。
ある視覚情報を起点に、動的イメージが脳内で再生されるとき
そのイメージは唯一あなたの脳内で上映され、完全再現されることはないだろう。
そしてその異次元へのチケットを手にした瞬間、あなたは現実空間と並行して2軸の次元を体験している。

私は永遠に見ることのできないそれに憧れる。
自他の境界やヒントがそこにあるような気がして
あなたの脳内では何が映し出され、あなたの半分はいまどこにいるのだろうかと。

そしてなぜだろう、私はどうにかそれを可視
化しようと試みている。

流行病も情報による洗脳も体験した現地球人はそれ以前よりも幾分か目の前の情報に懐疑的になっただろうか。
それは同時に自己認知が深まったということでもあるかも知れない。

他は自を映す鏡だというが、解像度を上げるほど、最終的にそれは自が創り出した幻想であると知る。
答えに近づけば具体性は消えていき、角度をかえれば形は変わっていく。
世界をみている自我の中心はどうしても無色で空虚で捉えどころがない。

そしてなぜだろう、私はどうにかそれをつかもうと試みている。

 

 

 

【アーティストプロフィール】

河野未彩

視覚ディレクター/グラフィックアーティスト
神奈川県横浜市生まれ。06年多摩美術大学プロダクトデザイン専攻卒業。
音楽や美術に漂う宇宙観に強く惹かれ、2000年代半ばから多くの作品を発表し、グラフィックデザイン/映像/プロダクトを媒体とし、様々なメディアの作品を制作している。
グラフィック作品の多くは、エアブラシ・水彩・パステルなどの手描きの要素と、コンピューター・グラフィックスを融合させたものや、デジタルペイントを主とし、プロダクトや空間演出、映像などは、グラフィックの世界観を主軸に展開している。
また、
実写作品はディレクターとして、デザイン、編集を自ら行っている。

主な個展に18年「not colored yet」(東京・京都)、21年「←左右→」(CALM & PUNK GALLERY)など。その他ラフォーレミュージアムや浅間国際フォトフェスティバルをはじめ国内外での展覧会多数。
21年「ACAO ART RESIDENCE」に参加。
19年「作品集 GASBOOK 34 MIDORI KAWANO」をGAS AS INTERFACEより刊行。
影が彩る照明「RGB_Light」を開発、Panasonic関連企業から製品化まで実現。

https://www.instagram.com/midori_kawano/
https://www.md-k.net/

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